■サブタイトル■ 藤長 野火子藤長 野火子 | |||||||||||||||||||||||||||
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第1話 「エスパー誕生!」 |
[脚 本] 寺田敏雄 [演 出] 田中 健二 佐倉魔美(笹岡莉紗)はダンス部に所属する中学2年生。パパ(草刈正雄)は画家で、 ママ(涼風真世)は新聞記者の明るい一家。 魔美が小学校からのの幼なじみ・高畑(上条誠)のピンチを救おうとした時、 高畑は校舎の上に瞬間移動していた。不思議がる魔美、とは対照的に 自分がエスパーだと思いこみ、正義感に目覚め始めると同時に、 超能力のトレーニングを始めてしまう。魔美にはその後も不思議な事が続く。 夜、学校の生徒たちを標的に何者かが「辻なぐり」と称して 痛めつけている事件が続いた。高畑はその犯人たちをやっつけてやろうと、 夜に「辻殴り」たちの出没地点に向かう。一方、魔美はダンス部の憧れの 顧問・宮内先生(赤坂晃)とダンスのリサイタルを見に行く途中、 高畑が痛めつけられている様子が、なぜか魔美の耳に届いた。 駆け付けた魔美は超能力を発揮して高畑を瞬間移動させて優二(伊藤隼人)たち 悪ガキをやっつける。自分がエスパーである事を確信する魔美。 と、自分がエスパーだと勘違いを深める高畑だった....... |
第2話 「超能力は友情の敵?」 |
[脚 本] 寺田敏雄 [演 出] 田中 健二 魔美(笹岡莉紗)憧れの宮内先生が指導するダンス部で 緊急事態が発生!! ベストポジションを狙う多恵子(高月あゆみ)が 魔美の親友・幸子(井端珠理)に怪我をさせるため、床にビー玉を転がす。 幸子の危機を救うため、超能力を使ってビー玉をテレポーテーション! 幸子は無事だったが、その瞬間を幼なじみの高畑くん(上條誠)に目撃されてしまう。 自分が『エスパー』だと信じ込んで、無茶な特訓をしていたところを 全部知っているのに、真実を教えてくれなかった事から 魔美を絶交してしまう高畑くん...... 弁解の言葉も耳に入らず、結局魔美は誕生日に貰ったコンパクトを返す。 が、本当の事を言い出せなかった魔美の優しさに気づいた高畑くんは コンパクトを改造して魔美の超能力を引き出すための『エスパーガン』として 再生させる。 二人の中は元通りに戻り、魔美にも笑顔が戻った。 |
第3話 「名画と鬼ババ」 |
[脚 本] 寺田敏雄 [演 出] 田中 健二 魔美(笹岡莉紗)のパパ(草刈正雄)は画家。 まだ有名ではないけれど『佐倉十朗』という名で活動している。 そのパパが個展を開くことになった。 会場でビルのオーナー・三千代(李麗仙)にパパの描いた絵 『里の春』を売るが、その絵には既に 先約の立野(枉木卓)がいる事が判る。魔美ピンチ!! 強欲な三千代が経営するローン会社を訪ねた魔美は超能力で 眠っている三千代の中に入り込む。 『里の春』は三千代の故郷の風景画で、 三千代の幼なじみとの思い出があることを知る魔美。 その『幼なじみ』の人間とは........。 そして絵の買い手の問題はどうなるのか? 放映終了後・・ 『里の春』は三千代の故郷の風景画で、 三千代の幼なじみとの思い出があることを知る魔美。 実はその『幼なじみ』の人間がもうひとりの購入者「立野」だと知った魔美。 魔美は何とか三千代に立野を引き合わせようとして、奔走し、成功する。 後日、憧れの宮内先生とパパの個展会場を訪れるが、会場が移動していた。 二人は心配するが、移動先の会場は前よりも広く、 ゆったりとパパの絵が飾られていた。 三千代の、魔美の心遣いに対するささやかなお礼らしい。 そして、例の『里の春』の前で手をつなぎながら、嬉しそうに絵を眺めている 二人の姿を見た魔美は喜びをかみ締めるのだった。 |
第4話 「UFOを呼び寄せろ |
[脚 本] 寺田敏雄 [演 出] 田中 健二 魔美(笹岡莉紗)のクラスメートだけど存在の薄い石部くん(横山揮英)。 ある日、自分で呼び寄せたというUFOの写真を 優二(伊藤隼人)たち悪ガキグループに見せていたが、 高畑くん(上條誠)はトリック写真だと主張する。 だが、魔美の事で高畑くんにライバル心を持つ優二は 『自分も見た』と主張する。果たしてその真意は? 高畑くんからトリック写真と仕掛けを説明された魔美は 優二に「本当の事を言うべき」と諭すが、断られてしまう。 一体なんのために優二は頑なになるのか? 高畑くんへのライバル心なのか?それとも.....? そうこうするうちに、話は大きくなり、 何とテレビ番組の生放送で石部と優二はUFOを呼ぶことになってしまう。 石部と優二のピンチを、魔美はどうやって救うのか? そして優二の真意は? |
第5話 「ラストシーンをもう一度」 |
[脚 本] 藤長 野火子 [演 出] 田中 健二 魔美(笹岡莉紗)がテレポートしているところを偶然見られてしまった! 魔美の学校の映研部長・有原(阿部優也)がカメラを回しているところに バッチリ証拠も残っていたのだ。 有原は次回作の主役オーディションに来た魔美を主役に大抜擢する。 有原は魔美のテレポーテーションを見て、 魔美にしか「この作品の主役」が出来ないと思っていたのだ。 そんなことは知らず頑張る魔美。 しかし、有原のスタンドプレーに仲間は次々離れていってしまう。 そんななか、何とか撮影をこなしてゆく有原と残りのスタッフ、そして魔美。 いよいよクランクアップも間近のラストシーンで 有原は魔美に「力を使って」飛ぶ事を強要してきたのだ! 魔美大ピンチ!!エスパーであることがみんなにばれてしまうのか? |
第6話 「バレンタインの冒険」 |
[脚 本] 下川 博 [演 出] 今井洋一 バレンタイン・デーが近づき、魔美(笹岡莉紗)は宮内先生(赤坂晃)に渡すチョコレートを作っていた。 その時、花枝(涼風真世)が比呂志(草刈正雄)と夫婦喧嘩をしたまま出張に行ってしまう。怒って階段を駆け上がった比呂志は転落してけがをし、入院するはめに。魔美は出張先の花枝に電話し比呂志が入院したことを告げるが、花枝は帰れないという。 気になった魔美が、花枝の元にテレポートすると、花枝は中年紳士・松下(山科淳司)と楽しげに食事をしていた。魔美はさらに、比呂志が花枝と結婚しない別の人生もあった、と思っていることを知る。 比呂志と花枝が現在の生活を後悔していると思い込んだ魔美は高畑(上條誠)の反対にもかかわらず、過去にテレポート。 そこで、若き貧乏画学生の比呂志が花枝との結婚ではなく、パリへの留学を選び、花枝は金持ちの跡取り息子である松下と結婚するよう細工して、2人の人生を変えてしまう ……。 |
第7話 「カムバック大作戦」 |
[脚 本] 藤長野火子 [演 出] 今井洋一 最近、超能力の調子が悪く落ち込んでいた魔美(笹岡莉紗)は、学校の帰りに「私の青空」を寂しげに歌う任紀高志(にんきたかし・湯原昌幸)を見かける。家に帰って、その話をすると、比呂志(草刈正雄)や花枝(涼風真世)が、任紀はかつては大スターだったと言う。 任紀が空っぽの豪邸で自殺を図る。「ヘルプ」のベル音を聞いた魔美は、自殺未遂となった現場にたどり着く。 しかし、超能力の誤作動で、ピストル強盗の青年・大山次郎(川本貴浩)も連れてきてしまう。大山を言いくるめトイレに入った魔美は、助けを呼ぼうとテレポートするが、またも誤作動で任紀の家に戻ってしまう。 どうにか超能力でロープを動かし、大山を縛り上げた魔美は、任紀に「私の青空」を歌って欲しいと頼み、月光を降り注がせる……。 |
第8話 「ママを救出せよ!」 |
[脚 本] 下川 博 [演 出] 今井洋一 名古屋を訪問中のナムダミア共和国ダブダブラ大統領(オスマン サンコン)を暗殺者のブラック・キューピットが狙っているとの噂がたち、花枝(涼風真世)は取材を命じられる。だが、取材中、老婆(伊藤友乃)に捕まってしまう。実は彼女がブラック・キューピットだったのだ。 花枝の心のベル音が魔美(笹岡莉紗)に届くが、親子のため大きく共鳴しすぎ、魔美の超能力は使えなくなってしまう。井戸の水をかぶり、必死にクールダウンする魔美だったが、比呂志(草刈正雄)に花枝の危機を訴える。比呂志は機転を利かし、花枝の捕まっている場所が友好会館の南東のビルだと突き止める。 その友好会館の庭では、大統領が演説を始めようとしていた。ブラック・キューピットが銃で彼に狙いを定めたとき、魔美たちが部屋に踏み込み、花枝を救出。しかし、屋上でキューピットと対決した魔美は銃で撃たれてしまう──。 |
第9話 「宮内先生の恋人」 |
[脚 本] 寺田敏雄 [演 出] 濱田裕之 ブロードウェイから凱旋帰国中のダンサー・カスミ(山崎直子)が、突然、ダンス部に来て、宮内先生(赤坂晃)への伝言を魔美(笹岡莉紗)に頼む。二人はどういう関係なのか、気が気でない魔美。 一方、魔美がテレポートするのを目撃した隣に住む野辺山緑(佳梯かこ)は、魔美が魔女である証拠をつかもうと執拗に付けねらう。緑の行動の背景には、何か心に深い傷があるのでは、と言う高畑(上條誠)のアドバイスで、魔美はテレポートして、眠っている緑の夢の中に入る。 そこには、洋食屋「キッチン野辺山」を家族で営む5年前の緑の姿があった。そして、緑と言い争っているのは娘のカスミであった。カスミは宮内と共にブロードウェイを目指し家を出て行ったのだ。 涙をたたえ眠る緑の姿に、魔美は母と娘を引き合わせることを決意。意地を張り、会おうとしない二人の間を魔美が駆けめぐり………。 |
第10話 「決戦!ダンス大会」 |
[脚 本] 寺田敏雄 [演 出] 小松 隆 魔美(笹岡莉紗)は、ダンス部の地区予選大会でセンターで踊る3人に選ばれる。 しかし、カスミ(山崎直子)との再会後、宮内先生(赤坂晃)の様子がおかしいことが気がかりだった。実は、5年前、カスミとともにブロードウェイを目指した宮内は、足のけがで挫折していたのだ。魔美と幸子(井端珠里)は宮内を再起させる計画を練る。 地区予選大会当日、観客席でパパ(草刈正雄)やママ(涼風真世)らが見守る中、魔美たちは1年間練習してきたダンスを披露。ベストの出来栄えに場内が拍手で沸く中、舞台にカスミが登場する。宮内が再起するきっかけとして、ペアダンスを踊ってほしいと、魔美と幸子が頼んでいたのだ。だが、宮内は踊ることを拒み会場を後にする。 そこで、魔美は、封印していた超能力を使い、宮内を舞台上に瞬間移動させる。突然のことに戸惑う宮内だが、遂にはカスミと2人ですばらしいダンスを披露する……。 |
第11話 「高畑君のピンチを救え!」 |
[脚 本] 寺田敏雄 [演 出] 小松 隆 優二(伊藤隼人)が魔美(笹岡莉紗)をデートに誘い、高畑(上條誠)は気をもむ。そして母・弥生(石河美幸)が過労で入院。「弥生」秘伝の味噌の瓶も割ってしまい、名物・味噌ハンペンが作れなくなってしまう。 日曜日、優二とのデート中、魔美はやっぱり「弥生」のことが気になり駆けつける。しかし、味噌ハンペンのない「弥生」に客は来ない。魔美は割れた瓶の破片についた味噌を超能力で増やすことに成功。あまりに簡単に復元されるのを見た高畑は、その味噌を生み出すまでの両親の苦労がはかないものに思え素直に喜べない。 そんな高畑の気持ちを察した魔美は復元した味噌を捨てる。そして、パパ(草刈正雄)に作ってもらったプラカードを持ち、商店街で必死に呼び込みをする。それに優二、高畑も加わる。店では、パパ特製の「味噌ハンペング」が大当たり。賑わう店内で、魔美と高畑は互いに恋していることに気づく。 翌日、魔美は超能力で、子供を事故から救うが、それをパパが──。 |
第12話 「恋それとも魔法」最終回 |
[脚 本] 寺田敏雄 [演 出] 小松 隆 魔美(笹岡莉紗)はパパ(草刈正雄)に自分がエスパーであることを打ち明ける。パパは悠然と、それは個性なんだと言い、魔美を安心させる。 一方、ママ(涼風真世)は海外特派員としてパリに行くことになる。パパがパリで絵を描きたいのを知っている魔美も賛成し、一家はパリに引っ越すことになる。 それで、魔美は意を決して高畑(上條誠)に好きだと告白。しかし、高畑は魔美にはエスパーでいて欲しいから付き合えないと言う。高畑は世界史の水谷先生(伊沢勉)から、恋をした魔女はその魔力を失うと言われていたのだ。 高畑が魔美を振ったことを幸子(井端珠里)から聞いた優二(伊藤隼人)は、自分に正直になれと高畑をしかる。 一方、パパにアドバイスを受けた魔美は……。 |